ShockWave& Radiofrequency体外衝撃波・ラジオ波治療

体外衝撃波(ESWT)Shock Wave

体外衝撃波(ESWT)とは

体外衝撃波(ESWT)治療とは、音速を超える高出力の圧力波(衝撃波)を体外から患部に照射し、痛みの軽減や組織修復を促進する治療法です。
元々は結石破砕に用いられていましたが、近年では整形外科領域にも応用され、足底腱膜炎、腱炎、骨の障害など多岐にわたる疾患に有効性が確認されています。

治療の特徴

  • 短時間(1回15分程度)で施術可能
  • 即時的な除痛効果+組織修復の促進
  • 非加熱性・深部照射が可能
  • 入院不要、外来での治療

まれに軽度の皮下出血や発赤がありますが、いずれも一時的で大きな副作用は報告されていません。

作用機序

  • 痛みを感じる神経末端を変性させ、痛みを抑える
  • 新生血管の形成を促進し、組織の自然治癒を促す

衝撃波は直進性に優れ、音響特性の異なる組織との境界でエネルギーを集中させるため、深部の治療が可能です。
また、非連続波形のため熱が発生しにくく、高出力での治療が安全に行えるという特長もあります。

適応疾患(ISMST・国内基準に準拠)

以下の疾患が体外衝撃波(ESWT)治療の適応とされています

保険適応

  • 難治性足底腱膜炎(6ヶ月以上の保存療法で効果がない場合)

自由診療(保険適用外)

  • アキレス腱炎、アキレス腱付着部炎
  • シンスプリント(脛骨内側症候群)
  • 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
  • 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)、内側上顆炎(ゴルフ肘)
  • 石灰沈着性腱板炎、腱板炎
  • 偽関節、疲労骨折
  • 変形性関節症
  • 離断性骨軟骨炎(野球肘)
  • 早期の骨壊死など

治療の流れ

  • STEP01

    診察・検査

    外来で医師の診察を受け、必要に応じてレントゲンやMRIを実施

  • STEP02

    治療日決定(適応ありの場合)

  • STEP03

    治療当日(約15分)

    - 体位設定(座位・仰臥位など)
    - 圧痛点または超音波で照射部位を特定
    - 低出力から照射を開始し、徐々に出力を上げて照射完了

  • STEP04

    通院頻度の目安

    - 軟部組織:1週間に1回 × 数回
    - 骨折治療:1か月に1回 × 計3回

よくある質問(Q&A)

治療は痛いですか?
低出力から始めるため、多くの方は耐えられる程度の痛みです。強い場合は出力調整可能です。
何回で効果がありますか?
一般的には2〜3回の治療で効果が確認されます。
治療効果はどの程度ですか?
完全な除痛を保証するものではありませんが、60〜80%の改善効果が報告されています。
副作用はありますか?
軽い腫れ、発赤、皮下出血などがまれにありますが、一時的で安全性が高い治療です。

費用について

難治性足底腱膜炎(保険適用) 1割負担:5,000円
3割負担:15,000円
初回のみ算定(条件あり)
自由診療(保険外) 1回:5,000円 保険外適応疾患が対象

ラジオ波治療Radiofrequency

ラジオ波治療とは

ヒアルロン酸の関節注射や内服薬でも十分な効果が得られない場合、ラジオ波を用いた治療が選択肢のひとつとなります。
この治療では、超音波エコーで患部を確認しながら、皮膚から細い電極針を膝の痛みを伝える神経付近に挿入します。
その針にラジオ波を通電することで針の周囲に熱を加え、神経の働きを一時的に遮断します。
痛みの信号をブロックすることで、長期間にわたり痛みの緩和が期待できる治療法です。

治療の流れ

  • STEP01

    治療前の確認

    超音波エコーを用いて、膝の末梢神経に局所麻酔薬を注入し、痛みの軽減が得られるかどうかを確認します。

  • STEP02

    本治療前の局所麻酔

    テストで効果が見られた場合、あらためて治療部位に局所麻酔を施します。

  • STEP03

    ラジオ波の照射

    エコーで神経に並行する血管を確認しながら、専用の電極針を挿入。
    その部位にラジオ波を照射して、神経に熱を加えます。

  • STEP04

    針の抜去

    治療が終了したら針を抜き⽌⾎後、刺入部を消毒し保護テープを貼ります。

  • STEP05

    アフターケア

    治療後も、定期的な通院やリハビリを継続して行います。