体外衝撃波(ESWT)治療とは、音速を超える高出力の圧力波(衝撃波)を体外から患部に照射し、痛みの軽減や組織修復を促進する治療法です。
元々は結石破砕に用いられていましたが、近年では整形外科領域にも応用され、足底腱膜炎、腱炎、骨の障害など多岐にわたる疾患に有効性が確認されています。
治療の特徴
まれに軽度の皮下出血や発赤がありますが、いずれも一時的で大きな副作用は報告されていません。
作用機序
衝撃波は直進性に優れ、音響特性の異なる組織との境界でエネルギーを集中させるため、深部の治療が可能です。
また、非連続波形のため熱が発生しにくく、高出力での治療が安全に行えるという特長もあります。
適応疾患(ISMST・国内基準に準拠)
以下の疾患が体外衝撃波(ESWT)治療の適応とされています
保険適応
自由診療(保険適用外)
治療の流れ
外来で医師の診察を受け、必要に応じてレントゲンやMRIを実施
- 体位設定(座位・仰臥位など)
- 圧痛点または超音波で照射部位を特定
- 低出力から照射を開始し、徐々に出力を上げて照射完了
- 軟部組織:1週間に1回 × 数回
- 骨折治療:1か月に1回 × 計3回
よくある質問(Q&A)
費用について
| 難治性足底腱膜炎(保険適用) | 1割負担:5,000円 3割負担:15,000円 |
初回のみ算定(条件あり) |
|---|---|---|
| 自由診療(保険外) | 1回:5,000円 | 保険外適応疾患が対象 |
ヒアルロン酸の関節注射や内服薬でも十分な効果が得られない場合、ラジオ波を用いた治療が選択肢のひとつとなります。
この治療では、超音波エコーで患部を確認しながら、皮膚から細い電極針を膝の痛みを伝える神経付近に挿入します。
その針にラジオ波を通電することで針の周囲に熱を加え、神経の働きを一時的に遮断します。
痛みの信号をブロックすることで、長期間にわたり痛みの緩和が期待できる治療法です。
治療の流れ
超音波エコーを用いて、膝の末梢神経に局所麻酔薬を注入し、痛みの軽減が得られるかどうかを確認します。
テストで効果が見られた場合、あらためて治療部位に局所麻酔を施します。
エコーで神経に並行する血管を確認しながら、専用の電極針を挿入。
その部位にラジオ波を照射して、神経に熱を加えます。
治療が終了したら針を抜き⽌⾎後、刺入部を消毒し保護テープを貼ります。
治療後も、定期的な通院やリハビリを継続して行います。